あけましておめでとうございます。
カイマス不動産 ナユナズ合同会社 代表社員の瀬戸暁生です。
年末から年始にかけて京都へ行ってきました。正直に言うと、最初は「年末年始の京都=人、人、人……」という“満員電車級”を覚悟していたんですが、意外にもそうでもなく。しかもホテルが思ったより安くて、「え、これならもう一泊できるじゃん」となり、勢いで一泊延長。旅先での延泊って、ちょっとした勝利感がありますよね(財布の中身と相談しながら)。
さらに驚いたのが祇園。あの祇園なのに、人が少なめで歩きやすい。写真も撮りやすい。お店にも入りやすい。観光としては快適そのもの。
でも、そこでふと思ったんです。
「これ、国策(政策)の影響をめちゃくちゃ受ける世界だな」と。
祇園が快適=“良いこと”だけじゃない
観光地が空いていると、旅行者としてはありがたいです。
でも、地元の飲食店、宿泊業、交通、土産物……いろんな事業者さんにとっては、人が少ない=売上が伸びにくいにもつながります。
こういう変化って、個人の努力だけではどうにもならない部分が大きい。
例えば、訪日客(いわゆるインバウンド)の動きは、ビザや入国ルール、為替、感染症対策、補助制度など、国の方針や世界の空気でガラッと変わります。
ホテル代が安かったのも、単に「ラッキー」で片付けられない背景があるんだろうな、と感じました。
そして不動産も、実は「国策に左右される産業」
ここからが不動産屋の本能です。京都の街を歩きながら、頭の中で勝手に不動産変換が始まりました。
不動産市場は、景気や人口だけで動いているように見えて、実は政策金利や住宅ローン金利、税制、補助金、規制の影響を強く受けます。
ざっくり言うと、国が少し舵を切るだけで、現場の空気が変わるんです。
たとえば、金利。
金利が上がると、毎月の返済が増えやすくなり、買う側は慎重になります。すると**需給(買いたい人と売りたい人のバランス)**が変わり、価格や売れるスピードにも影響が出ます。
反対に、補助金や減税が充実すると、「今のうちに買おう」と動く人が増えて、流れが一気に変わることもあります。
これって、観光と似ています。
制度やルールが変わると、人の動きが変わり、価格が変わり、空気が変わる。
祇園の人の少なさを見ながら、「不動産も同じだな」と実感しました。
「不動産は動かない資産」だけど、環境はめちゃくちゃ動く
不動産は土地や建物なので、物理的には動きません。
でも、その価値を決める環境は動きます。
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金利(住宅ローンの通りやすさ、返済額)
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税金(譲渡所得、固定資産税、相続関係)
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規制(建築基準法、用途地域など)
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需要(人口、雇用、インフラ、観光や企業誘致)
同じ物件でも、タイミングと環境で結果が変わる。
「家の価値は家だけで決まらない」――これは、現場で何度も見てきた事実です。
売る人・持っている人ができる“現実的な備え”
国策は読みにくいです。未来は誰にも分かりません(分かったら投資で神になれます)。
ただ、不動産では“備え方”があります。
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数字の前提を確認する
「今の金利」「今の制度」「今の相場」で話が進んでいないか。査定も計画も、前提がズレると判断もズレます。 -
出口(売り方)を複数持つ
売却、買取、賃貸、解体更地……出口が一つだと、環境変化に弱くなります。状況に応じて選べると強いです。 -
“不安が出た時点”で早めに相談する
相続、空き家、ローン、境界、残置物。動けるうちに整理すると選択肢が増えます。
まとめ:京都の静けさが教えてくれたこと
京都で一泊延長できたのは、旅としては嬉しい出来事でした。祇園が快適だったのも最高。
でも同時に、「国の方針や社会の流れで、街の温度が変わる」ことを肌で感じました。
そしてそれは、不動産でも同じです。
不動産は暮らしそのものに直結する資産で、**国策の影響を受けやすい“生活インフラ”**でもあります。
だからこそ、状況を読みながら、無理のない形で“いま出来る準備”をしておくのが大切です。
今年も、富山の皆さまの不動産のお悩みに、分かりやすく、現実的に寄り添うコラムを発信していきます。
本年も カイマス不動産 ナユナズ合同会社 をよろしくお願いいたします。


